【新唐人日本2011年5月3日付ニュース】中国の屋内公共空間での禁煙法が、5月1日より実施されました。これで禁煙効果は上がるのでしょうか。報道をご覧ください。
中国は5年前に世界保健機関(WHO)の“タバコ規制枠組み条約”に加入。5年経ちましたが、喫煙率は依然下がらず、返って受動喫煙者が増えたようです。禁煙法の実施に期待をかけます。
WHOによると、現在中国の喫煙者は3億人。世界の3分の1を占めるそうです。男性の喫煙率は5割以上、受動喫煙者は5億人を越えるといわれています。毎年、タバコによる死亡者は120万人に達し、2030年には350万人に達する見込みです。
上海瑞金病院医師 劉安金:「禁煙率の効果の決め手はその執行力です。執行力が高いと喫煙者が習慣を改めます。そうなると中国の禁煙は希望があります」
禁煙法が実施される場所は、レストランや劇場などの公共空間。目立つ所に禁煙ステッカーが貼られるそうです。
一方、禁煙法の実施により税収が減るため、政府が厳しく実行するかどうか、疑う声もあります。中国のタバコによる税収は全体の10%だそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
(中国語)